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アジア発欧州向け海上運賃が13週連続下落、船社は10月後半のFAK引き上げを目指す

2026-10-14

中国の国慶節(ゴールデンウィーク)明け、アジア発欧州向けの海上運賃が荷主の最大の関心事となっています。複数の運賃指数によると、中国発北欧向けスポット運賃は13週連続で下落。上海―ロッテルダムのベンチマークはFEUあたり約3,300ドル、フェリックスストーやサウサンプトンなど英国向けには2,650ドル前後のフォワーダー提示も見られます。地中海向けの調整はさらに深く、7月のピーク比で約43%安、北欧向けも同時期比で約34%下落しています。

値上げ通知と実勢取引の乖離

軟調な実勢とは対照的に、船社は値上げに前のめりです。市場トラッキング情報によると、複数の大手船社が10月19日以降、FAK(均一運賃)をFEUあたり4,000〜4,200ドル圏へ引き上げる計画とされます。ただし業界では、3,000〜3,300ドルの実勢との落差は大きく、値上げ通知は「心理的アンカー」の意味合いが強く、定着するかは今後の貨量次第と見る向きが一般的です。

運賃を押し下げる中核要因は運力の回帰です。スエズ運河経由に復帰する船舶が増え、航海日数の短縮で実効運力が市場に戻りつつあります。復帰ペースが予想を上回れば、船社の値上げ防衛は一段と難しくなるでしょう。

注目すべきは基本運賃よりサーチャージ

基本運賃が下がっても総コストが連動するとは限りません。複数の調査機関は、今回の価格改定が基本運賃ではなく燃油・繁忙期サーチャージの形で来る可能性を指摘しています。見積もり依頼時は必ずオールイン条件を求め、燃油・港湾混雑・目的地取扱費を項目別に確認しましょう。

第4四半期の出荷アドバイス

  • 契約荷主:年次契約シーズン入りしており、13週連続のスポット下落は買い手の交渉力を高めています。指数連動のガードレール設定を検討を。
  • スポット荷主:長期固定は急がず、2〜3週間隔で相見積もり。ただしブッキングは出帆7日前までに。値上げ適用前後はロールオーバーリスクが高まります。
  • 高時效貨物:華東・華南発欧州向け航空便は現在2〜4日。船腹不安定期の緊急補充手段として有効です。

裕豊国際物流の欧州専線は、海上FCL/LCL・航空貨物・DDPドア配送を中国全国からカバーしています。対象都市は欧州専線ページでご確認いただくか、スマート運賃照会をご利用ください。

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