LA・LB港、11月は三重苦――250人の警備員がスト承認、3.6万コンテナの鉄道滞留、16ヶ月の橋梁閉鎖
ロサンゼルス・ロングビーチ港の11月は、あまりに予定が込み入りすぎている。率直に言えば、この状況を「要注意」と片付けるのは甘い。「前提」として計画を組み直すべきだ。
まずストの可能性。ILWU第26支部に所属する約250人の港湾警備員がストライキを投票で承認した。最も早い停止時点は太平洋時間11月1日午後5時。本協定自体は2025年7月に失効しており、延長合意の期限がちょうどその日に切れる。交渉は1年以上続き、連邦調停者が介入済み。使用者側のPMAも「重大な相違が残る」と認めている。
「たった250人」と笑うなかれ。彼らは両港のILWU組合員の約2%にすぎないが、その配置先のターミナルはロングビーチの約85%、LAの約33%の貨物を扱う。スト通知に挙がった8か所には、APM(400バース)、LBCT、TTI、SSAのC60・A90、PCTという主要コンテナターミナルが並ぶ。2012年の事例を覚えているだろうか。事務職員数十人のストに約1万人が同調し、港の半分以上が8日間停止、17隻が他港へ振り替えられた。損失は1日約10億ドルと試算された。ピケットラインの論理は今も変わらない。
その上、鉄道の滞留が進行中だ。10月26日時点でオン ドック レール待ちの輸入コンテナは35,688本、うち10,562本が9日以上滞留。9月の鉄道ドウェルは平均7.19日、トラックは3.18日と、記録的な月間204万TEU処理の裏側で、陸側の排出能力が追いついていない。
さらに11月7日午前0時1分からは、サンペドロとターミナルアイランドを結ぶヴィンセント・トーマス橋(SR-47)が全面閉鎖になる。橋面の張り替え工事で約16ヶ月、再開通は2028年3月上旬の見込み。Caltransの事業費は7億5200万ドル。1日5.3万台が通行し、その約9%が大型トラック――日量約4,700台の港行きトラックがI-710やSR-103へ迂回する。ターミナル作業は続くが、ドレイ輸送のコストと時間は確実に膨らむ。
荷主への提案は三つ。既に揚げ済みの貨物は11月1日の期限前に引き取る。自社のコンテナがどのターミナルにあるかを確認しておく。そしてデマレッジ・デテンションの起算ルールを船会社と書面で確認しておくこと。迂回需要で陸送費が上がる11月の予算は、最初からバッファを見込んでおくべきだ。米国向けの代替ルートの検討には、当社の米国ライン案内を参照されたい。
出典:FreightWaves、Supply Chain Brain、CBS News、ならびにPMA・Caltransの発表による。
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