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嵐オースティンがロッテルダム・アントワープに直撃、ル・アーブルのサイバー障害は2週目へ

2026-10-24

北西欧のコンテナ玄関口が、同じ週末に気象とデジタルの二発を食らった。片方は嵐、もう片方はサイバー攻撃である。

まず嵐。英気象庁が10月20日に命名したオースティン(Austen)は2026-27嵐シーズン最初の命名嵐で、23日朝にフランス・ブルターニュへ上陸。沿岸観測点で最大瞬間風速160km/hを記録し、風場はノルマンディー経由でベルギー、オランダへ進んだ。オランダ王立気象研究所(KNMI)は南ホラント、ゼーラント、リンブルフの3州に黄色警報を発表。ワッデン海方面では風力10、沿岸の瞬間風速は110km/hに達する見込み。土曜夜から日曜未明には第2の嵐ボウロ(Boulo)が続き、気象専門家はこちらを本命と見ている。ドーバー―カレー航路は欠航、フランス北西部23県がオレンジ警報、16万1000世帯が停電した。

港湾側の動きはこうだ。

  • ロッテルダム/アントワープ:WSSAの10月23日付物流速報によると、ロッテルダムは金曜夜から日曜まで悪天候警告下にあり、アントワープも同じ予報圏。複数ターミナルが作業制限を発表し、最悪の場合は全面停止。両港発着のトラックとバージは遅延必至で、ヤード保管料が積み増される可能性もある。
  • ル・アーブル:TNMSC(Terminaux de Normandie)のITシステムが10月13日夜にダウン。Kuehne+Nagelの港湾速報は原因をサイバー攻撃と明記した。14日以降、対象ターミナルはコンテナのゲートイン・ゲートアウトが完全停止、船舶の荷役も止まっている。MSCは15日の通告で少なくとも16日までの閉鎖を伝えたが、再開時期の確定情報は今もない。空コンテナはMEDREPAIRやARNALなど民間デポで拾えるが、実入りは待つしかない。再開後の深刻な混雑は公式見通しにも織り込み済みだ。
  • 余力のなさ:10月中旬のヤード稼働率はアントワープQ913が90%、Q869が88%、ブレーマーハーフェン91%、ハンブルク81〜90%。ヴィルヘルムスハーフェンの船舶平均待ちは2.67日。さらに10月30日にはフランスCGTの全国港湾24時間ストが控える。

荷主の動きは三点。10月23〜27日にロッテルダム、アントワープ着の貨物はETAを全票再確認(強風時はクレーンが風速制限に入る)。ル・アーブル向け・在庫の貨物はダイバージョンやロールオーバーの可否を船社に即確認。フランス経由は10月30日のスト分もバッファに入れる。裕豊国際物流の欧州専線は北西欧・地中海の主要港をカバーし、到着窓の点検と寄港変更の代替案を提供する。詳細は欧州専線ページ、または sales@ruixincargo.com まで。

出典:WSSAグローバル物流アップデート(10月23日)、Kuehne+Nagel港湾オペレーション速報、KNMI警報、仏蘭気象当局の発表に基づく。

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