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スエズ復航が加速——10月229隻が回帰、欧州航路の運賃「天井」が見え始めた

2026-10-20

スエズ運河庁のオサマ・ラビー長官は先週、20の船社と船舶代理店の代表を招き、「全船社に試験通航を呼びかける」と公表した。呼びかけ以上に数字が動いている。10月に入り運河に回帰した船舶は229隻——紅海危機以降の月間最多だ。ラビー氏はCMA CGMの17万トン級超2隻の通航再開を特に評価した。

復航スピードを示す3つの数字

  • Xeneta:10月5日週のバブ・エル・マンデブ経由週間計画运力は44万8,273TEU。8月27日から倍増したが、2023年8月(93万679TEU)の48%にとどまる。
  • BIMCO/Clarksons:10月前半2週間のスエズ週平均通航运力は75.3万TEU。危機後初めて2023年水準(週約146万TEU)の半分を超えた。
  • Lloyd's List Intelligence:9月のコンテナ船通航量は219万TEU、前月比40%増。ただし2023年9月は590万TEUで、回復は三分の一を過ぎた段階だ。

戻ってきた船社

  • CMA CGM:欧州―オセアニアのNEMOサービスがスエズ経由に復帰。APL Columbusが南向き第1便。
  • Gemini(Maersk/Hapag-Lloyd):AE5、AE11、AE12、ME2の4ループを喜望峰からスエズに切り替え。
  • MSC:8月の東西幹線一部復帰に続き、9月は印・パキスタン発米国・メキシコ向けIndusa西航も変更。
  • Freightos(10月15日):月末までに全アライアンスとMSCが紅海に船舶を通す見通し。ただし治安が再び悪化すれば巻き戻るとも警告。

運賃への影響

スエズ回帰は新造船なしの运力増を意味し、運賃の頭を押さえる。10月19日のSCFIは総合3,679.58ポイント(週+0.4%)だが、欧州線は週3.9%下落、米西・米東線が3.1%、2.6%上昇と明暗が分かれた。同日発効の欧州線FAK値上げ(4,500〜4,800ドル/FEU)は、运力回流の中で定着率が疑問視される。Xenetaのスポットは極東―北欧3,568ドル/FEU(週+2.5%)、地中海4,165ドル(同+3.2%)。米東岸線は北欧線の3倍超で、この格差は長続きしないと同社は見る。Jefferiesは世界のコンテナ運賃が2月比130%上昇と試算し、今後の最大変数を「スエズ回帰の速度」と指摘した。

荷主が今週やるべきこと

  1. 予約しているループの実航路を確認する。同一船社でも片方が喜望峰回り、片方がスエズ経由ということがあり、輸送日数は10〜14日違う。
  2. 緊急サーチャージの自動撤廃を期待しない。Kerry Logisticsの advisory が指摘する通り、船社の保険コストが高い限り存続する。
  3. 貨物保険を見直す。航路変更後の通知義務、戦争・ストライク危険の担保範囲と免責をブローカーと再確認を。

裕豊国際物流の欧州専線は北欧・地中海の主要港をカバーし、FCL/LCL・通関・配送まで一括対応。詳しくは欧州専線ページ、または sales@ruixincargo.com までお問い合わせください。

出典:Xeneta(SAFETY4SEA経由)、Asia Cargo News、BIMCO/Clarksons、Lloyd's List Intelligence の報道に基づく。

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